ゴジラは海から現れます。
海といえば「釣り」です。
『シン・ゴジラ』を観て、湾奥釣り師はリアルを体感できたのではないでしょうか?
映画『シン・ゴジラ』を観てきました。
『シン・ゴジラ』、まだ観ていなくて、これから観に行こうと思っている方は、多少ネタバレしてしまいますので、観に行った後で、読んで頂けたら幸いです。
おっさんシーバス釣り師が観た!『シン・ゴジラ』のへんちくりんな感想文です。
やたら、シーバスポイントが登場します。
昨日観たばかりなのに、もう既に内容の記憶が飛びかかっている私ですが、記憶違いを承知で書いていきます。
シーン1 東京湾アクアライン
冒頭は東京湾の中央あたりに乗船者が消えてしまったボートが一艘。
ボートなど所有不可能なショアシーバスマンの私は、「あんなボート持ってたら、ボートシーバスにライトジギングとか、毎週末は楽しいだろうな」なんて、映画監督の思考とは別のところへ発想が行ってしまうワケです。
映画に集中しろ!自分。
シーン2 呑川
謎の巨大生物が、背ビレを見せながら進入して来るのはなんと、大田区の「呑川」‼︎
呑川も知る人ぞ知るシーバスポイントのひとつ。私は釣りに行った事はありませんが、以前、シーバス釣りのmook本で紹介されていました。
でも、大田区のHPの「呑川で確認された魚類」のなかに、「スズキ」は入っていません。学者より、地元漁師のほうが魚に詳しいって事往々にしてはありますからね。
そして、呑川といえば、『アリゲーターガー』の棲む川として有名(だった)。前から、巨大生物に縁のある川だったという事ですね。
シーン3 湘南
超絶スピード進化を遂げて、ゴジラになった巨大生物は、一旦、品川から海へ帰ります。そして次に上陸するのは聖地「湘南」鎌倉の海です。
またしてもシーバスアングラーの邪魔をするのかゴジラよ‼︎ いやルアー投げてる場合か‼︎
そして、ゴジラは川崎方面へと進行して行きます。武蔵小杉付近で、自衛隊の攻撃を受けるもビクともせず、ドンドン進んできます。
映画には出てきませんが、ゴジラの進路からすると、鶴見川も蹂躙しているはずです。
シーン4 多摩川丸子橋
多摩川、丸子橋を蹂躙するゴジラ、それは釣られたシーバスの化身なのか‼︎
東京と神奈川のバサー&シーバスアングラーなら余りにも見慣れた景色の中で、ゴジラと自衛隊の戦いが繰り広げられます。
丸子橋周辺の多摩川の河川敷に戦車が居並ぶ風景は、シーバス釣り師が見ると異様な風景です。
青少年チャリンコバサーとシーバスマンの心の拠り所、僕らの丸子橋を壊すんじゃね〜!
貧乏ゴルファーの憩いの場所、多摩川ゴルフクラブを荒らすんじゃね〜!
新しいゴジラ巡礼地で外国人ゴジラオタクが釣り少年に出会うと!
とはいえ、バス&シーバスの丸子橋は、ゴジラに破壊される事により、名所旧跡として歴史に残り、ゴジラファンの巡礼地として語られ続けるでしょう。
『シン・ゴジラ』を観た海外のゴジラオタクさん達も、やがて丸子橋を訪れる時が来るでしょう。きっと来る。
その海外からのゴジラファンの中には、ルアーフィッシングを趣味とする人もいるかもしれません。
丸子橋の上で、アメリカから来たゴジラファンが記念撮影している時、ふと、川に目をやると、ルアーをキャストする少年達が…。
橋の下まで降りていく海外のゴジラオタクさん。
「ナニガ、ルアーデ、トュレマスカ?」
「I ‘m fishing Seabass now」←少年A
「Seabass? ココハ カワ デスネ?」
「River Seabass!!」←少年B
「??? サヨナラ〜」
なんて会話があるかもしれません。
まあとにかく、ゴジラ映画の影響力は私達の想像を遥かに超えて海を渡って行きます。
丸子橋のバス&シーバス釣りが世界に知れてしまうかも???
ないか…。