電車釣行のシーバスマンは、何かと不利な点がありますが、不利な状態だからこそ、釣れるポイント選びの感覚が研ぎ澄まされて来るともいえるでしょう。
満潮いっぱいからド干潮まで粘ると見えてくるシーバス釣りのポイント
車を持たない事もあって、私は釣りには、かなり荷物を少なくして出掛けます。
シーバス釣りの時も、ウェーディングでの釣りはあまりやらず、スニーカーかニーブーツというスタイルが多いです。
電車釣行の時は、履いているニーブーツを、無理矢理ジーパンの裾に入れ込み目立たない様にします。カッコワル〜。
いいのです。向かうのは多摩川下流や京浜地帯なのだから…。
不利な条件だから見えてくるもの
軽装備なので無理も出来ません。キャスト出来る範囲も限られてきます。
あと5メートル前に行けたらなぁ〜と思う事もありますが、逆に、腰までウェーディングしているアングラーがポツポツ遠くに見える中で、足首までしか水に浸かっていない不利な条件のポイントで、自分に良いサイズのシーバスが釣れてしまうなんて事もあるので、それがまた面白く楽しいところです。
カウンタックやフェラーリBBにロータスヨーロッパで挑む風吹裕矢の心境です。(わかりずらーっ)
自分の置かれたポジションが不利だからこそポイント選びが研ぎ澄まされてくることもありますよね。この難しい状態からより多くの魚に出会えるにはどうすべきか。
不利な条件だからこそ釣り場の選択能力が磨かれる
チェックポイント1
潮の干満によって、水が入れ替わる事
水が入れ替わる=同じ場所がちがう場所になったと考える事も出来ます。ただ、場所によっては水位が上下するだけで水が入れ替わったとまでは言えないポイントもあるので注意する。
チェックポイント2
潮の干満の間に水に流れができる場所
水が動き出すと、シーバスもベイトフィッシュも動き出す。何かが変わったぞという感覚が、場数と時間をこなしてくると体が記憶していきます。
チェックポイント3
シーバスが、仕方なく通らなければならない場所を見つける
「仕方なく通らなければならない」これは語弊があるかもしれませんが、例えば
- 河川内や運河で不自然な人工物のせいで、シーバスが移動するのに、仕方なく川幅の狭い水路を通らなければならない所
- 干潮になると川幅の真ん中に馬の背が現れ、シーバスが私達の目の前を通らざるおえなくなる(キャスト範囲を通過してくれる)所
- 工事などで極端に浅なっているが、シーバスがその場所を超えないと移動出来ない所、またはその近くのチャンネル。
- キュッと狭くなった所や突然浅くなった所、またはその直前直後。
これらのチェックポイントを絡ませてポイントを選ぶといいんじゃないでしょうか。
そのような条件が重なったポイントで、ド干潮〜満潮いっぱい〜ド干潮の一回りキャストし続ける根性があれば、スニーカーとバスロッドでもビッグシーバスに手が届く…かも⁈
これは、河川や運河筋を仮定した回遊待ちの釣りでのお話です。(私は、多摩川と京浜運河や新木場を想定して語っています)
若い頃は、夕まずめから翌朝のまずめまで釣りしても平気でしたが、今はもうそんなこと出来ないですね。
みなさん、体力があるうちに出来る釣りを楽しみましょう。
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