イクシオーネのスピニングリールです。
リョービの釣り具が、まだ上州屋の傘下でなかった頃に、こんなスピニングリールを買いました。
リョービの釣り具は悪くない
私がメーカー名の分かるリールを買ったのはリョービが初めてだったと思います。
高校生の時まで、何の疑問も持たずに、リーリングするとカリカリカリカリと音が出るリョービのリールでルアーフィッシングをしていました。
それは、1980年代の話ですが、当時、サイレントタイプのスピニングリールがあったかどうかは分かりません。
ダイワやシマノと変わらず、リョービも良いメーカーだと認識していました。
でも、その当時、リョービのベイトキャスティングリールって記憶になかったなぁ。
リョービに対する印象は決して悪くなかった少年時代の私です。
だもんで、東京に来て初めて買った降り出しシーバスロッドの次に買ったロッドは、リョービのシーバスロッドでした。(エンターテナー9ft)
イクシオーネとはどんなブランド
イクシオーネというブランド名を初めて聞いたののはいつの頃だったか思い出してみます。
私がイクシオーネというブランド名を聞いたのは、90年代始めのころ、東京ドームだったか後楽園だったかであった、『釣り博』に行った時だったと思います。
ショーケースの中に飾ってあったベイトキャスティングリール。
その名は、『KENイクシオーネ』。
恐らく非売品だと思います。
そう、ケンクラフトの大将、現在の上州屋の社長、ケンスズキのスペシャルリールです。
たぶん、上州屋のブースだったのでしょう。
当時、私はケンスズキさんのことは、あまりよく知りませんでした。
ただ、カッコいいベイトキャスティングリールだなと思いました。
『KENイクシオーネ』。
ケンスズキさんは、釣り番組の『千夜釣行』でも、最初の頃は使っていたような記憶があります。
しかし、いつしか番組内では、シルスターのピナクルビジョンのベイトキャスティングリールを使うようになっていました。
私もセカンドリールとして買わせていただきました。ピナクルビジョン。
作りがシンプルで頑丈で、いいリールでした。
いけない、いけない。
話をイクシオーネに戻しましょう。
イクシオーネのベイトキャスティングリールには、ズイールから、
『ズイール・イクシオーネ』(イクシオーネ・カオリ?)というチューンリールも販売されていましたよね。
なにか、別の特注品オーダーができたのでしょうか?
ケンスズキさんにしてもズイールの柏木さんにしても。(かなり浅い知識で語ってます。許してください。)
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イクシオーネといえばルアーでしょ!
イクシオーネの名前でルアーも発売されていましたよね。
リョービといえば「スズキング」のイメージがありますが、私が受けた衝撃は、やっぱり『イクシオーネ バイブ』
いや、先程調べたところ正式名称は『イクシオフラッガー』
ふなっ子みたいなシルエットが大胆で、誌上では評価も高かった?気がします。
名前的に、イクシオーネのDNAを持ったルアー…ということでしょう。
リョービのリールが熱い時代があった
私は、熱心なバサーではなかったのですが、リョービのベイトキャスティングリールが熱かった時代がありましたよね。
清水盛三プロや菊元俊文プロ、沢村幸弘プロなどが契約して使用していました。
そんな状況を見て、なんだなんだ!リョービが本格的にバスフィッシングに殴り込みをかけてきたのか!?
と、浮き足立った私は、超貧乏だったので、ベイトキャスティングリールには手を出せず、試しにイクシオーネのスピニングリールを買ってみました。
イクシオーネ1000i のスピニングリールの評価
リョービがバスフィッシングへ殴り込みをかけて、グイグイいっていたので、リョービへのイメージが上がったとみて、他人の目を気にしてしまう性格だった私も、リョービを買う気になったのでした。
購入したのは、
イクシオーネ1000i
堂々と樹脂製のボディーで勝負
イクシオーネ1000i は、樹脂製のボディーです。
ダイワの中級クラスのリールは、外見はメタルボディーと間違いそうですが分解すると分かる樹脂製でした。
しかし、イクシオーネ1000i は潔い?のか、最初からプラスチック製だなと分かる外見です。
いいじゃないですか。いいと思います。私は。
スプールにライン留めがない
イクシオーネ1000i には、スプールにラインを引っ掛けておくための「ライン留め」が最初からありません。
これは、いいアイディアだと思います。
代わりに、樹脂製のベルトが付属されています。これをスプールにはめて、ラインがびろーんと出ないようにする仕様です。
しかし、困ったことに、雑な人間(私)は、この樹脂製にベルトを無くしてしまうのです。部屋のどこかに、バッグの中とか釣り場とかに。
写真撮影の時も見つかりませんでした。
ストッパーつまみの位置に慣れるのに時間がかかる
イクシオーネ1000i は、逆転ストッパーつまみが、ダイワやシマノのリールみたいに後方ではなくて、スプールのすぐ下に付いています。
普通のリールに慣れてしまうと、手グセ、すなわち、脳のワーキングメモリが、手の動作を癖として記憶してしまっているので、無意識にリールの後方を指で探してしまい、「あ、こっちじゃない」と、前方のストッパーつまみを探すという流れになります。
前方のつまみを無意識に触れるようになるまで、ちょっと変な感じです。
まあ、それも釣りという趣味の楽しさのひとつでもありますが…。
スプールが僅かに揺れている
私のイクシオーネ1000i は、ハンドルの回転はスムーズなのですが、そのハンドルを回している時に上下するスプールが、僅かに揺れます。
これは、昔のリールにはよくありましたよね。
これはたぶん、同じ商品全部がぜんぶ、こうなる訳ではないとは思います。
ハンドルを回しながら、この揺れかたを見ていると、なんとも言えない生物感がします。軸が少し曲がっているのかな。
今年は、このリールを使って、多摩川でスモールでも狙ってみたいと思います。
以上、リョービ イクシオーネ1000i のレビューでした。