宮城県の釣り少年が初めてルアーを知った時のお話です。ルアー釣りの初心者への扉を叩く小学生の私。ルアーフィッシングの道具も持っていませんでした。
『ルアー釣り』ってかっこいいな!
小6の頃(1978年頃)、クラスの釣りキチ三平君的存在のK君の影響もあり、ルアーフィッシングが我々ガキ釣り師に広まり始めました。
時期的には『釣りキチ三平』のイトウ釣りのお話が掲載されていた時期と被っていると思いますが、この時期、皆さんもルアーでの釣りに目覚めた方が多いのではないでしょうか。
私もそのひとりです。野ねずみルアーに心をやられました。
当時は『ルアーフィッシング』ではなく『ルアー釣り』と言っていました。私はこの呼び方が今でもしっくりきます。
ハゼ釣りやフナ釣りからついにルアー初心者への階段!
少年がだれでも通る道!だと思いたい!
ただただカタログを見て夢を見る
同じ頃、家から少し離れた仙台の国道沿いの釣具屋さんで、ABUの英語版のカタログを何冊か貰ったのですが、そのカタログはデザインもとても美しく、小学生の感覚では「これ、ただでもらっていいものなのか?」という感じのものでした。
パイクの釣りの写真やイラストがたくさん載っていて、自分がやっていた『岸壁舟竿投げ釣り』とはずいぶんと世界が違っていて、英語も読めないのに毎日食い入るように見ていました。
トビーやハイローを知ったのはたぶんこの時ですね。ルアーって機能美がありながらもオモチャ的な楽しさも持ち合わせていて、もう男の子にはたまらんのですね。大人になっても人が釣られてしまうんですから。
ルアーで何を釣る?
とは言うものの、東北地方の平野部に住んでいて遠出出来ない子供達にとって、ルアーで狙えるターゲットといへば、ナマズとライギョぐらいだった。(シーバスの存在はまだ知らず)
しかししかし、ナマズとライギョで充分すぎるほど充分でした。
ルアー釣り初心者デビューだ!
悲しいかな、私にはルアー釣りをする道具がなかった。(悲)初心者と呼べる前の段階。
しかし、そんなことでは挫けないのだ、地方の少年は…。
そして私もルアー釣りデビューしたのだった。舟竿でw
当時、ルアーロッドといえばスピニングではやはりコルクのグリップでした。
フナ竿のグリップは木製でくびれたカーブがついていました。ガイドも針金のヤツです。正直自分でも、これはないよな、と感じていました(爆)
小6の自分を褒めてあげたいです。それでいいんだ!