↑河口から17km地点で釣れたマハゼ(2020年9月18日)
マハゼは、いったいどこまで川を遡上するのでしょうね。
多摩川の中流、河口から、およそ17kmあたりで、ハゼが、
2018年から3年連続で釣れたので、こんな疑問を持ったわけです。
マハゼはどこまで川を遡上するのか?
↑2019年10月9日同じ場所
私が真ハゼを純淡水域で釣ったのは、
多摩川の河口から約17kmくらいのところ、旧二子橋と第三京浜の橋の間辺りの流域です。
マハゼが釣れたシュチュエーション
二子玉川あたりの多摩川の流れは、一応、瀬のような流れで、意外と流速があります。
マハゼが釣れるのは、そういった流れのあるポイントではありません。
(↑2018年11月19日の釣果。河口から17kmの多摩川)
マハゼが釣れるのは、
ウキ釣りしているので、ウキが流されないようなポイント。
必然的にそういうポイントになってしまうというのもありますが。
(もしかしたら流れのある瀬でも釣れるかもしれません。)
河口から17kmってハゼにとってはそれほど上流ってことでもないのか?
ネット上の情報では、同じ多摩川の河口から23kmの登戸の堰上でのマハゼを釣った方がいらっしゃいます。
季節は9月ですね。
コヤツ(ハゼ)も産卵期には海に帰ったのでしょうかね。堰がいくつもあるというのに。
ということで、私の記録?は、あっという間に破れました。
しかも同じ多摩川で。
こんな調査も
耳石微量元素分析によって明らかにされた東京湾産マハゼの稚魚期での河川遡上履歴
スマホだと読む気になれないpdf…
この調査結果だと、東京湾の河川では河口から8-35km上流で稚魚から未成魚のマハゼが確認されている。
と記されています。
35kmって多摩川でいうとどのあたりだろう?
ちなみに私が釣ったのは13cmほど。
これは、未成魚なのかな?
そして、堰のなかった頃の利根川では77km上流でマハゼ(未成魚)が見つかっているそうです。
大学でこういった研究をされているなんで、楽しいだろうなぁ、と勝手に思ってしまいます。
まあ、すごく大変な研究調査なんだと思いますが、楽しそう。
著名なプロアングラーの方達には、水産大学や、大学の水産科を卒業されている人がけっこういらっしゃいます。
村越さんとか、並木さんとか…
やはり、魚が大好きで中高生の頃から先を見据えて進路を考えていたんですね。
こんな中流でハゼにクランクをやってみた
3年連続でマハゼが、こんな淡水の中流域で釣れたモンだから、
もう、私の頭の中は、
「なら、ハゼクランクでも釣れんじゃね?」
と、なるわけです。
ていうか、
去年、ミミズで釣れた時も、そう思ったのですが、ハゼクランクを持っておらず、極小のジグヘッドにエコギアのパワーシラス、極小の三日月型のブラクリなんかを使って、
同じ場所でズル引きしてみたのですが釣れませんでした。
そして本年2020年は、
ハゼクランクというモノを買ってみた!
ハゼの3年続けてマハゼの釣れたこのポイントでハゼクランクをキャストしてみた!
(↑ここにハゼがいる。しかし、4mくらいしかルアーをキャストできない。)
釣れねえ!
巻いてみて、初めてフローティングだと気づく…。
シーバス用リールのナイロン10ポンドにキャスト距離4メートルほどじゃ、リトリーブして、底に届く頃には目の前にルアーが…。
でも、ハゼがいればたぶんこれでも釣れるはず。
もうちょっと早くボトムに到着させるため、ハゼクランクのリップのところにカミツブシを挟んでみた。
いい感じだ!
15分ほどキャスト&リトリーブをしてみましたが、釣れませんでした。
もしかして、本流の瀬の浅いところにもマハゼがいるかも、
なんて思って、ポイントを多摩川本流の瀬の浅い流れにハゼクランクを投げてみました。↓
20分ほどやってみましたが反応なし。
もとの、流れにないポイントに戻ると、小魚のライズしています。
ウキ釣りの仕掛けをすぐに出してミミズエサをつけて放り込んでみました。
(ここにくる数時間前、少し上流で、ニゴイ子供の数釣りをミミズでしていたのです。)
すると、ちっちゃなウグイが1尾。
またまウキがググッと沈みました。
おいおい、いるんじゃないか!
↑ミミズエサではマハゼが釣れるんです。
やっぱりいるんかい!
日没直前、
ふたたび、ルアーロッドに持ち替える!
ハゼクラをチャポン!
クリクリクリ
まったく反応なし。
納竿。
時間をかければ…。
YouTubeでアップされているハゼクランクによる釣りを見てみると、意外にイージーに釣れてくるように見えます。
この二子玉川あたりの流域でも、釣れると、私はまだ信じています。
今回は、ハゼクランクをやった時間が、圧倒的に短かった。
まあ、淡水の中流域、河口から17km地点なので、ハゼの密度は、河口の1/100も行かないかもしれません。
しかし、思うのです。
夜明けから、夕まずめまで、目一杯キャストし続けるつもりなら、必ずマハゼをキャッチできるはずです。
はずです。
はずです…。
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