2024年の12月はまだ日が差すと、多摩川あたりでは、まだ暖かく感じます。
先日、『等々力パーク釣り池』でクチボソ1尾に終わった帰り道、多摩川を覗いてみたら、流れがなく底が見えないくらいの濁りのあるポイントを見つけたので、
もしかして、鮒がいるかも?
と思いました。
で、今回、糸を垂らしてみたのです。
昔、よくバスを釣ったエリアに鮒を釣りに来た。
このポイント、90年代によくバス釣りに訪れたエリアです。
当時は護岸がえぐられた断崖の下に、深く青い澄んだ水がゆっくりと流れていてラージマウスバスがスクールしているのがよく確認できました。
そのエリアは20数年の時を経て、何度かの記録的な豪雨で、
現在では流れのない濁りのあるワンドになっています。
ウキを流されずにのんびりとウキを眺められる、野球グランドの下で糸を垂らしてみました。
土手下は日陰になっていて、やっぱり12月の寒さです。
川底が見えないくらいの濁りなので鮒がいそうに見えたのですが、
タナを取ってみるとすいしんは45cmほどしかありませんでした。
ストラクチャーもない。
モジリもない静かな水面の浅いポイントに練り餌を振り込んでみます。
なんだか釣れる気がしない。
魚の気配を感じられない。
堪え性のない私。
ジャミもいそうにない。
移動決定!
このワンドのすぐ上流にある、本流からの流れを絶たれた溜まり。
そっちのほうが釣れそうに見えたのです。
(以前、バス釣りの記事で紹介した場所)
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流れが絶たれたということは、取り残された魚達がいるなら、ここで命を繋いでいて繁殖しているかもしれない。
実際、この溜まりのほうが、芦ぎわあり、水草あり、埋没テトラありで、小物釣りポイントとしては魅力的です。
難点は小さ過ぎるところ。
水鳥がいて魚にプレッシャーを与えていそうでしたが、仕掛けを投入してみました。
エサはグルテンの一本バリ仕掛けです。
モジリを発見!魚はいる!
暖冬ぎみとはいえ12月を過ぎている。
良さそうなポイントだけど、この溜まりも水深は浅い。
などとネガティブなことばかり考えていたのですが、
そんな時モジリを発見!
それも、丸い頭が確認できるモジリでした!
わりと良い形に見えました。
いるで!鮒!
ヘラブナではないようだ
練り餌を入れるエサ入れを持っていません。
秋に釣りに行った時、餌箱を紛失し、今はシーチキンの空き缶がグルテンエサ入れです。
玄人釣り師の近くじゃ恥ずかしいスタイルです。
そのツナ缶の中のグルテンエサも尽きかけたころ、ウキがツンと下がったのです。
合わせるというより、半信半疑で竿を立ててみると、グングンと魚の引きが!
釣ってしまうのか?オレ。こんなど素人の釣りで。
スレバリじゃなく、返しのあるハリなので、少し引きを楽しんで、疲れさせてからランディングします。
いや、取り込みます。(鮒釣りですから横文字はやめましょうね)
ど素人鮒釣り師は、タモ網もありません。
いつも小判サイズの鮒を目標にしていたのでタモ網まで考えていませんでした。
なので、バスプロがやっているのを見た、ガバッと魚のボディーをつかんでランディングです。(また横文字使ってしまった。)
フナの下顎は流石に掴めませんでした。
けっこう体高のあるフナですが、ネットでヘラブナの写真と見比べてみると、この魚の腹部の膨らみのなさを見ると、マブナのようです。
こんな小さなポンドにもフナは生き残って命を繋いでいる。のか?
それとも、年に数回の大雨で本流と繋がった際に、避難してきて取り残されたのか・・・
それにしても、1尾つれただけでも、充実感が10倍です。