思えば、ヘラブナを釣ったのは中学1年の時以来なのです。(宮城県七ヶ浜町の七浦堤という沼)
多摩川でやっと、コレはヘラブナだよな。と言える魚体の魚を釣りました。
多摩川ヘラブナ最初の1尾への道のり
ここ何回かの過去記事に載せた写真、それはマブナでした。
ヘラっぽい魚体の個体もいましたが、上唇のほうが出ているように見えて、ヘラとは言い切れませんでした。
しかし今回釣れたのは、明らかに『菱形』をしている!
写真の角度のせいかもしれませんが、
『下顎のほうが僅かに出ている』ように見えます。
ものの情報によると、マブナは底の餌を食べるため、上唇が出ていて、
ヘラブナは中層魚なので下顎が出ているそうなのです。
それを鑑みれば、この魚はヘラブナでしょ。
↑上唇が出た、たぶんマブナ
↑今回釣れたのは下顎が出てる!
そうだ、ヘラだ!ヘラブナだ。
多摩川ヘラブナへの道のり
私は過去記事で、
『最初の1尾に出会うまでシリーズ』を
オトリルアーで鮎、とルアーでクロダイで書いたのですが、
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この記事も、
『初めての多摩川ヘラブナ』という意味においては同じような記事となります。
マブナに始まりヘラブナに終わらず
なぜ、ヘラブナにチャレンジしたくなったかといえば、
理由は、ある種のジェラシーです。
ここで、私のマブナ熱からの多摩川ヘラブナ最初の1尾への過程を振り返ると、
過去に二子玉川周辺でミミズでマブナ釣りにチャレンジし、まったく釣れないという経験をし、何年もの間、
二子玉川周辺で短竿出してもマブナは釣れないものと決めつけていました。
しかししかし、YouTubeを覗いて見ると、多摩川でマブナを楽しく釣ってらっしゃる動画がいくつも出てくるじゃありませんか!
そんなある秋の日、期待せずにマブナに再チャレンジしてみると
手のひらサイズのマブナや鯉っこが飽きない程度に釣れたのです。
多摩川でこんな体験、した事なかったので嬉しくなって、フナ釣りの動画を見まくりました。
フナ釣りの動画を漁っていると、なぜか「ヘラブナ釣り」への憧れというか、ジェラシーのような感情が湧いてきました。
釣り堀なら、オラにもヘラ釣れんじゃね?と、
川崎の等々力釣り池に行った時、もちろんヘラブナは釣れなかったのですが、
竿掛けなしで、子供達に混じってフナを釣ろうとしている自分は、
ヘラ釣り師の並ぶ、浮桟橋に足を踏み入れる勇気がありませんでした。
ヘラ釣りするなら竿掛けが必要か!
しかし竿掛けを取り付ける万力やヘラ台がない。
それに予算が無さすぎる。
でもヘラ釣りっぽいことしてみたい。
そこで買ったのは地面に刺す、『石突きタイプ』と呼ばれる、『ベンリック竿掛け』!
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土にグサっと刺して使う『ベンリック竿掛け』を買ってヘラ釣りをしてみた
行きつけのポイントは土の河原だったのでこの竿掛けで良かったのですが、
他のポイント探して見ると、玉砂利だったり、土のすぐ下がコンクリートだったり、石突きベンリック竿掛けが、ぜんぜん刺せないではないか!
で、こうなったら、他全部、低価格でそれえるしかない。
ヤフオクで、石突きタイプの竿掛けを差し込める万力を購入。(現在では珍しくなってしまった一品です。)
コレは悪い流れか!(亜流の品揃えばっかりという)
それから
できれば、電車や自転車でも持ち運べる大きさで、いちばん安そうなヘラ台、
「プロマリンのヘラ台」をネットで購入。
↑GINKAKUは手が出ません。プロマリンさんありがとう。足がカチッとなるギミックがないの買ってから知った。
ちなみに、いつ買ったか覚えていない12尺の振り出しのヘラ竿は、確か上州屋ブランドだ!
完全に、『ヘラ道』という道があるなら、邪道を行っているかもしれない。
この亜流ヘラ道具コーディネートで、ヘラ釣り師さんたちの近くで釣りをする勇気はない。
おまけに私、口下手ななのだ。
なのに見栄っ張り・・・
でも、みんな、はじめはこんなものだろう?
最初からまともな道具揃えるのもそれはそれでいいかもしれないけれど、
この、苦しい経済状況で、「ヘラ釣りもどき」をやってみたい心がここまで揃えさせたのです。
去年の冬に見つけた、自分が行ける多摩川流域での、数少ない「水深が深めで流れの緩い」ポイントで、
マブナ、ミドリガメと出会い、鯉とボラにはハリス切られまくり、ときて、
今回やっとヘラブナだろうという魚体に巡り会うことができました。
そして、今回、
最後の最後のヘラ道具と決め、
16尺の振り出しヘラ竿を購入しました。
「振り出しかい!」
という声が聞こえてきそうですね。
いいんです。私は亜流でいいんです。
今できるベストがここまでです。
この道具たちで、アグレッシブに釣りにいくぞー!