釣りを楽しむために多摩川の近くに移り住んでおよそ30年。
その間に、幾度もマブナ釣りにチャレンジしてきましたが、釣果はほぼゼロに等しいものでした。
- 90年代に、旧二子橋の現在のバーベキュー場のすぐ下流のテトラ側に深みがあった頃、そこでミミズを餌に1尾。
- 下流のガス橋の下で、海釣りで余ったアオイソメを餌にリールのぶっ込み釣りをしてみたらなぜかマブナが釣れた。
という30年でトータルで2尾という結果だったのです。
多摩川の二子玉川辺りの流域にはマブナはいないんだろうなという考えでした。
瀬になっていない、マブナのいそうな流れのないポイントを探して何度チャレンジしても、ウグイ、ハゼ、チチブ、ニゴイしか釣れない。
餌をミミズから練り餌に変えてにてもウグイばかり。
しかし、しかし〜!!
2024年10月6日、信じられないことに、マブナの数釣りを多摩川で初めて経験することができました。
これは、記録に残さねばと、久しぶりのブログ更新となったわけです。
YouTuberさんは、けっこう多摩川でマブナを釣っている。なぜだ!という気持ち
けっこう再生数の多いYouTuberさん達の多摩川での小物釣りの動画を拝見すると、けっこうマブナを楽しく釣っていらっしゃる。
どうやら、登戸辺りの堰に絡んだ流れにないポイントではマブナが釣れるようだ。
しかしこの二子玉川あたりは瀬になっているのでガンガン流れていて、止まったウキを眺めてのんびりと過ごせるポイントはあるにはあるが、少ない。
今回行ったポイントには、実は先週も行ったのだが、小さなウグイしか釣れませんでした。
YouTuberさん達のようにマブナが釣りて〜!!
止水に狙いを定めよ!
ダメもとで、先週はウグイしか釣れなかったポイントに、もう一度来てみました。今回は数メートル上流で。
餌はグルテン餌。
理由はYouTuberさんの影響です。
ミミズを使うとチチブばかり釣れるので、それを避けるという理由もありました。
ウグイ(ジャミ)の猛襲に遭う
ウグイも練り餌が好きとは知りませんでした。ウグイもコイ科ですもんね。
仕掛けを投入すると、練り餌が水中を落下している途中で、小さなウグイが餌を猛襲するのがうっすらと見えます。
こっちは半分ウグイ釣りのつもりで来ているのでそれもた楽しもうと言い聞かせて続けるのです。(モロコやクチボソが釣れないのが心配)
小一時間で針に掛かったのが7、8尾、ウグイばかり。
遂に来たウグイ以外の魚!
ウグイがアタッた時のウキの動きはビビットでした。
しかし、緩くて小さいウキの動きに、試しに合わせてみたら、なんと心地よい引きが!!!
これだよこれ!
ヘラザオが軽く弧を描く感じ!!
手のひらサイズの鯉っこでした。
マブナではないけれど、嬉しい1尾!
私が求めていた感触はこれなんです。
手のひらサイズというワード!
引きがそこそこ楽しめて、タモを使わずにランディング出来るギリギリくらいのサイズ感。それが手のひらサイズ。
そのあと同サイズの鯉っこがもう1尾。
多摩川は鯉の幼魚は放流しているのだろうか?卵から孵って大きくなったのだろうか?
鯉っこが釣れてからウグイが釣れなくなる。
最初の鯉っこが釣れてから、パタリとウグイが釣れなくなりました。
これは偶然なのか?
手のひらサイズの鯉がバラけたグルテン餌に寄ってきてウグイが離れていった可能はあるかもしれません。
そして遂に待望のターゲットが!
明らかにさっきまでの激しいウキの動き(ウグイのアタリ)がなくなり、
小さな上下動に変わりました。
疑心暗鬼で合わせてみると、心地よい手のひらサイズちゃんの引きです!
また鯉っこかと思い、ゆっくり近づけて水面を見ると、ちょっと顔つきとフォルムが違う。フナだ!
手のひらサイズのフナ!
20数年ぶりの多摩川のマブナ!!!ヘラじゃないと思う。
(あの頃はまだギリ20代だったはず)
この二子玉川辺りにもいたんですね。手のひらサイズのマブナ。
(以前同じポイントでニゴイの数釣りはしたことがありました。)
けっこうグルテン餌を打ち込んだので、魚が寄ってきたのかもしれません。時間にして2時間半。
ウグイ7、8尾
鯉っこ5尾
マブナ8尾(スレ1尾)
いや〜、久しぶりに楽しい釣りでした。
ウキ釣りっていいですね。
心が落ち着くというか・・・
ルアーフィッシングも楽しいけど、買ったばかりのルアーを数投で根掛かりロストする精神的ダメージが、貧乏人にはきつく感じていました。
実は、マブナの数釣りは小学生のころ以来かも。
二子玉川周辺の多摩川にはマブナは住めないと思っていました。
多摩川って、大雨の度に流れが変わります。
二子橋下流は、25年ほど前は、砂が山のように積もって丘ができて、モトクロス場になっていました。
客のマナーが度々ニュースになる二子橋下のバーベキュー場のあたりも深みになっていて、ヘラ釣り場でした。ラージマウスバスもいました。(当時、マブナを釣ったところ)
今回マブナを釣ったポイントも以前は水が流れていて、フライでオイカワを釣ったり、アユルアーができたポイントだったのですが、何度かの大雨で流れが変わり、下流が堰き止められて、止水となっています。
それで今はウキをゆっくり眺められるポイントになり、マブナやコイっこが溜まるようになったようです。
正直、スモールマウスバスがけっこういるので、みんな喰われて、小鮒なんていなっくなったと思っていたのですが、手のヒラサイズのマブナ、小判サイズのマブナが今回釣れて、
やるな多摩川!
って感じです。
ここ2、3年、年券購入して、釣果は年間でスモールマウスバス2、3尾のみという、ほとんど募金のような状態でした。
やっと涼しくなったので、また来よう!
いると分かったんだから、マブナに会いに来よう!
またいつ地形が変わってしまうか分からない。
そんな多摩川で。