↑奥多摩・御岳のイワナ
フライフィッシングを始めて間もない頃、多摩川でイワナを1度だけ、釣った事があります。10年以上前の話です。
釣れた場所は御岳駅の下あたりです。
多摩川のイワナの生息域下限はどの辺?
多摩川の本流、青梅〜羽村辺りは、おそらくイワナの生息域ではないと思うのですがどうなのでしょう。
産卵するにしても、イワナは源流を目指すでしょうから、本流に放流されたイワナたちは、産卵期には行き場がないのかも知れません。
イワナの生息域の水温は一般に言われているのは成魚で0.5~16.8度、産卵に適する水温は7度前後。孵化期の適水温は10度。
おそらく、小河内ダムより下流の多摩川ではこれらの適正水温を超えるであろう季節が相当の日数あるでしょう。
イワナが自分達で種を残していくことは難しい流域だと思われます。
奥多摩漁協さんも管轄区域内の下流域にはニジマスとヤマメだけで、イワナは放流していないものと思われます。(たぶん)
やはり、一般河川でフライで釣ってみたい
友人の勧めで半ば強引に始めさせられた(まんざらでもありませんでしたが)フライフィッシングでしたが、これがとても奥が深い。
最初はヤフオクで安いツーピースのフライロッドを、友人が落札してくれたのですが、結局この釣りを続けてみたくなり、今度は自分で、マルチピースのロッドを購入してしまったのです。(電車釣行のためマルチピースです)
目指すは奥多摩御岳
御岳駅を降りて途中で日釣り券を購入し、多摩川の河原へ下りてみると、「……ダメだこりゃ」釣りをする雰囲気じゃない。川遊びのファミリーや、若者たちのグループが沢山。
渓流釣りの雰囲気と違いすぎる。
しかし、川の中はどうか分からないじゃないか、と自分に言い聞かせながら、少しずつ上流へと向かいました。
鮎釣り師がポツポツいます。フライフィッシングをやれる雰囲気ではありません。
上流に向かうと川岸が崖っぽくなってきたので、そこで、ちょこまかとキャストを始めました。
フライは、エルクヘアカディスとヘアズイヤーニンフとフェザントテイルニンフぐらいしかない。それも初心者のカッコ悪いフライです。
インジケーターにライズ?
ドライフライを早々に諦めた私は、ルースニングっちゅうものに挑戦してみました。発泡スチロールのインジケーターをつけてキャストしてみますが、相変わらずまともに飛んで行かない。
しかし、蛍光色のインジケーターが流れていくその時、魚がインジケーターにライズしたではありませんか‼︎(フライを食えや!)
で、ドライフライに戻すも、全く釣れません。またまたニンフに変えてルースニングに戻ります。
初心者が早速釣り上げてしまうのか!?
今度は川の流心方向ではなく、自分の立っている、木々のかぶさった護岸のすぐ上流にフライをキャストしてみました。
すると、おおっ!
インジケーターが消し込んだのです。嘘だろ‼︎
全く自分の釣りセンスを信用していない自分。嘘だ!釣れてしまうのか⁉︎
オレがフライで一般河川で釣ってしまうのか‼︎
そうなんです。釣ってしまったのです。
それも、イワナです。
多摩川でイワナ‼︎ イエ〜〜イ‼︎
記念すべき、多摩川のイワナを片手に持ち撮影しました。(まだネットさえ買っていないw)
調子に乗ってきました。そのまま少しずつ釣り上がって行きます。
するとその時、岸際の木々の向こうの道から、若いお兄さんが、(トラメガを持っていたかも知れません)
「ここは奥多摩フィッシングセンターの中ですよ、料金を払わないと釣りはできませんよー」(セリフはうる覚えです。確かこんな感じ)
私:「え? …え??? 」「さっき釣れたイワナって、もしかして ???」
「………。」「やっぱりな」
記憶が定かではないのです。(汗)自分の釣っていたところが、奥多摩フィッシングセンターの区域に入ってしまっていたかどうか…。
たしか、境界線にはロープが張ってあった記憶が…。
しかし、あのイワナは奥多摩フィッシングセンターさんのものだったのでしょう。ほぼ100%。wwww