↑フライフィッシングで初めての1尾 東山湖にて
フライフィッシングを勧めてくれた友人に感謝
あなたは、どんなきっかけでフライフィッシングを始めましたか。
格好良さに憧れて?
それとも、渓流釣りするなら、餌釣りよりフライがいいなとか、あるいは、ルアーの釣りにちょっと飽きが来始めたからなどなど。
自ら、よし、フライやろう!って突然思い立って1人で始めたという人はいますか?
フライって「絵」として美しいので、そういう方面から入って行く方もいらっしゃるでしょうね。
フライフィッシングは敷居が高そうで始めるのに二の足を踏んでいました。
ルアーでシーバスを釣る事をメインにしていた私でしたが、ある時、数少ない釣り仲間の1人がフライフィッシングやろうやろうとしつこく勧誘してくるのでした。
私は湾岸原付シーバス釣り+週末電車釣行漁港ライトゲームで十分に釣りを満喫していました。
そのような状態だったので、いきなりフライやろうやろう言われても乗れなかったワケです。
それに加えて当時、私は明日をも知れぬ中途半端な「個人事業主」で生計を立てていたので、経済的にもフライフィッシングをする余裕がありませんでした。
持つべきものは友
電話やメールをもらう度にフライに誘ってくる友人。
とは言うものの彼もフライフィッシングをやり込んでいると言うワケではありませんでしたが、もう1人の友人がフライフィッシングにハマっていて、みんなで行く為に私を引きずり込もうという魂胆だったようです。
私は乗り気ではなかったのですが、その釣友が、知らぬ間にヤフオクでロッドまで落札して、わざわざ車で家まで届けてくれる程、熱心なので、とうとう折れて彼らにお供する事になりました。
釣行日は解禁日当日だ〜‼︎
で、いったい俺を何処に連れて行くんだ?
と思ったら、管釣りか〜い‼︎
と、思いました。正直思いました。「解禁日なのになんで管釣りなんだ?」
友人曰く「解禁日だからこそ管釣りなんだよ」
わかんね〜俺にはわかんね〜。
と、ついこの間まで、フライに乗り気じゃなかった私が言う資格は無かったのですが。
美しく流れる渓流をイメージしていたもので…。
ここで、バス釣りを始めた時の思い出が蘇ってきました。
釣友2人の使用するロッドは『Sage』。
私はダイワ『ロッホモア』のいちばん安い型番のヤツ。
おい!このシチュエーション、前と全く同じやないか〜い‼︎
●多摩川ガス橋下で40upのブラックバス。ビギナーズラックでその後苦労する。
友人が私のロッホモアを振って、ニコニコ笑いながら「これ振りやすいよ、いい竿だよ」
もう、ロッホモアはヤフオクで売ってしまって手元にはないのですが、確かに良い竿でした。いやほんとに。
ロッドのガイドに付いた水も凍る、解禁日当日の管理釣り場。
しかし、解禁日当日だというのに、沢山来ているフライマン。
やっぱり、敢えてなのか?
フライフィッシング初参戦なのに、管釣りじゃ嫌だ、という私のほうがワガママだったのでしょうか。
でも地方で釣りをして育った方には分かってもらえるハズです。
プールに人が放った魚を、けっこうな料金を払って釣らせていただくというスタイルをどうしても体が受け付けなかったのです。(とはいえ、やり始めると夢中になるのですが…)
その後、管釣りには管釣りの楽しみ方があるということは分かりました。
後で分かった事ですが、私をフライフィッシングに導いてくれた釣友は、「フライフィッシングといえば管釣り」の事を指していたようで、誘っていただくのはいつも管釣りでした。
そうっだったのか。
結局、単独釣行。そしてハマる
車のない私が渓流に行こうと誘っても反応がないので、私は1人で渓流に行き始めました。マルチピースのロッドも手に入れました。
楽しい。
これはとても楽しい。
ルアーとは違う楽しさ。
ルアーでいうトップウォーター的な楽しさと餌釣りの浮き釣り的な楽しさ、そしてフライタイイングの楽しさ。虫の研究などなど。
私の脳ではカバー仕切れない奥の深さ。
しかし、フライに夢中になり始めた頃に、私の仕事が激減。経済的困窮状態に。
この頃から徐々に釣りに行けなくなってしまったのでした。