↑1996年11月23日稲生沢川河口付近にて ルアー:ホプキンス・ショーティー
何が釣れるか分からない多種目釣りの福袋のようなワクワク感。
ソルトライトルアーゲームはバスロッド1本でOK
ライトゲームに限らずですが、海のルアーフィッシングは釣れてくる魚種が豊富なところが楽しさのひとつですよね。何が釣れるか分からないワクワク感、そして、意表を突く「え〜?⁉︎なんでこんな所にこんな魚が ‼︎」という一生の記憶に残したい思い出。
↑1996年11月23日犬走島堤防の先端で ルアー:ホプキンス・ショーティー
3週間の週末釣行で8種目釣れた時の嬉しさ
ソルトルアーライトゲームに夢中だった頃は週末には、電車で、土曜の夜に釣り場へ到着し、寝ずに釣りをして翌日曜の夜に帰宅という事を繰り返していました。
1996年11月は第1週目に外房の千倉港周辺、第2週目は南伊豆の下田港、第3週目は東伊豆の真鶴港周辺と釣り歩きました。
この3週間の週末だけで釣れた魚種が8種目。
千倉港
- アナハゼ
下田港
- シーバス、カサゴ、メッキ、マゴチ、タコ
真鶴港
- ヒラメ
真鶴料金所前
- メバル
この前週に行った北浦で釣ったブラックバスを加えれば11月中に週末の釣りで9種目をゲット出来たことになります。
ターゲットをひとつに絞って掘り下げていくのもいいですが、ソルトライトルアーの多種目釣り・五目釣りスタイルもとても楽しいものです。
この頃が、1番熱心に釣り場に通っていました。私生活が上手くいかない事だらけだったこの時代、週末に海辺にロッドを持って立つ事だけが心の救いと安らぎでした。(ネクラな事、書くんじゃない、自分)
同じ釣り場で他にも釣れたはずの魚たち
狙って釣るというよりは、キャスト可能な水面は全て投げまくるという、非常に効率悪く、言い換えればひどくいい加減な釣りをしていた私ですが、こういう適当な釣りに向いているのも、多種目釣り・五目ルアー釣りです。
多種目釣りは、狙って釣る訳ではないけれど、『大物を競う釣り』や『数を競う釣り』とはまた違った楽しさがあります。外道なしの釣りは、ホント楽しかった。
それでも、これらの釣り場で、同時に釣れてもおかしくない魚たちがまだまだいます。たとえば
- ヒラセイゴ
- ムラソイ
- カマス
- ムツ
- マハタ
- ダツ
- アジ
- コトヒキ
- シマイサキ
- クロダイ
- 青物の幼魚
- フグ
- イカ類
などなど
20種目ぐらい短い間に釣ってしまう猛者の釣り師がいるかもしれません。ライトロッドでも多少無理を承知で、堤防の外側に立てば、カジキの子供だとかもっともっと…。
タックルは殆どがバスフィッシングの代用ですから、この楽しい釣りを、バスフィッシングだけやっている釣り師の方にも味わって欲しいですね。
遠くから釣りに行くから分かること
もしかしたら、歩いて海まで3分というような環境で育った人からしたら、私が感じたようなワクワク感は無いのかもしれません。しかし、こんな記憶があります。
私の親の育った田舎の海に「ザ・フィッシング」で村越正海さん一行が来ました。漁民のおばちゃんの「ここは何にも釣れないよ」の声にもかかわらず、村越さんは、ちびヒラメをゲット!取り敢えずキャストしてみろ!これですね。