『等々力パーク釣り池』に行ってヘラ釣りっぽい事をしてみて思ったこと

2024年11月24日、初めて川崎市の『等々力パーク釣池』に行ってきました。

多摩川でのマブナ探しにちょっと疲れてしまったので、

確実に魚がいる「釣り池」で、渇望感を満たそうと思ったのでした。

自販機で入場券を買ってさあ入場です。

軽くホームページを覗いたのですが、ヘラ釣り場プラス、ファミリーで遊ぶ小物釣り場といった感じです。

池自体は大きいのですが、釣りが出来る区間はそれほど広くは取られていません。

コンクリート護岸の先に浮桟橋があり、そこは大人のみの釣り場になっており、実質的には「本格的ヘラ師」さん達が陣取る区域となっていました。

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敷居が高くて、本格ヘラ師さんの横で釣りする勇気がなかった。

私はヘラ鮒を釣る気で、この『等々力パーク釣池』に来た。はず・・・。

しかし、持参したのはいつもマブナ釣りに行くスタイル。

竿がヘラ竿というだけなのです。

竿掛けのレンタルがあるのか従業員さん(売店の人)に聞いてみたが、やはりそんなものはありません。

実は、家を出る前、ここのホームページを見て「仕掛け」と「竿掛け」を見間違えて、竿掛けレンタルというものがあると誤解していたのでした。

ヘラ竿以外、ヘラ釣り道具なしの男は、流石に、浮桟橋の本格的ヘラ釣り師の横で釣る勇気はない。

短いレンタル竿で小物釣りしているファミリーの間に割り込ませていただいて釣りをしてみました。

少し下がって座れば竿掛けは要らないのだ

マブナの野釣りしている時は、竿掛けなど必要ないと感じていたのですが、釣り池で釣りをすると、3.6メートルのヘラ竿を岸壁で、ずっと手で支えて持っているのがしんどく感じるのが不思議。

草の土手に座るのと、コンクリートの上に胡座(あぐら)をかくのでは随分と腰への負担が違います。

水深があるので、別に遠くに振り込まなくてもいいはず。

そう思って、岸壁から少し下がって座ってみると、

岸壁の縁の部分を竿掛けがわりにできた。まあこれでいいか。

ヘラ釣りにバス釣りの道具を使ってみる

ヘラ釣り道具無し男は、ウキ下のタナをとる道具もない。

そんな時、ウェストバッグの中にあったのは、バス釣り用のスプリットショットだ。

コレをしたバリに噛ませてタナを調整だ!

釣果は、2時間半でクチボソ1尾のみ。

まわりのファミリーは、1メートル程度のレンタル竿で、クチボソやらブルーギルやらけっこう釣ってバケツに溜めています。

ヘラ釣りに来たとはいえ、周りのファミリー達より釣れていない事実・・・

そうこうするうちに四時半を過ぎて、本格ヘラ師のみなさんも次々と帰って行きます。

その一人一人のヘラ釣り道具一式の大きさ(多さ)を見て思いました。

これは、ヘラ釣り人口は増えないよなと。

こんなに荷物が多いんじゃ、電車、バスでの釣行は無理に等しい。

小中学生にはちょっと。

ヘラ台と竿掛けの問題。

この『等々力パーク釣り池』で、惨めさを味わった後、YouTubeでヘラ釣りの動画をけっこう見ました。

ヘラ釣りって奥が深くて、とても楽しい釣りですね。

動画のウキの動きを見ているだけで自分も釣りをしている気分になります。

しかし、中学生、高校生くらいの年代のヘラ釣り師はやはり動画に出てこない。

思ったのですが、

ヘラ台と竿掛け。

これが、ヘラ釣り人口が増えない原因ではないかと。

(等々力パーク釣り池では護岸に万力で竿掛けが取り付けられます。)

昭和の田舎の中学生はヘラ釣りしていた。

私の中学時代。1980年代初頭ですが、思い出せば、私も含めて周りの釣り友達は、ルアー釣りと並行してヘラ釣りもしていました。

仲間たちは誰もヘラ台なんてモノは持っていませんでした。

竿掛けはと言えば、

地面に斜めにザクっと刺すヤツです。

田舎の中学生のヘラ釣り少年はみんな、ザクっと刺すのです。竿掛けを。

竿受けもなし。

この程度の荷物だから、自転車釣行できました。

ヘラ釣り人口を増やすポイントはここでないでしょうか。

  • ヘラ台なし、ちっちゃな椅子でも立派なヘラ釣りと認める。
  • ザクッと地面に刺す竿掛けの、かっこいい洒落たデザインの商品を、ちゃんとしたブランドで売り出す。

危険な足場の釣り場を無理ですが、安全な近所の川や野池なら十分だと思います。

リュックと竿ケースくらいで出かけられるヘラ釣りのスタイルをダイワさんやシマノさん、または老舗のヘラ釣りブランドが率先してやればできるはずです。

アユイングがちょっとしたブームになった。

あれをヘラ釣りにも適応できそうな気がします。

って、等々力パーク釣り池の釣行記のつもりで書き始めたのに、内容が脱線してしまいました。

で、結論、

本格ヘラ師に、オレはなれそうもない。

多摩川でマブナを追いかけよう。

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