あなたは、魚釣りでミミズが必要な時、どうしていますか?
私は、真鮒釣りの餌にミミズを使う時は、釣りの前日に仕事の帰りに上州屋さんに立ち寄り、「熊太郎」や「りんたろう」のミミズさんを購入していました。
そして、いざ、多摩川の小判サイズの真鮒を釣ったるで〜と、釣り糸を水面に落とすものの、見事にいつも1尾も釣れず、大量のミミズだけが余ってしまう。来週も釣りに来れるかわからない…。
多摩川で真鮒を狙うと毎回こんな感じです。
前日に釣具屋に行ってミミズを買うのも時間のロスだし、ミミズを生かして保存するのもなんだか…。
そんなこと、考えていたら、昔、田舎に住んでいた子供の頃は自分でミミズを採って釣りに行ってたことを思い出しました。
大人になってからは、なぜかそんな発想がなくなっていた自分。
小一時間の釣りに使うミミズは、自分で採集してみよう!
そう思い、決行してみました。
あなたの参考になれば幸いです。
ミミズ採集のための道具を安く揃えよう!
自分でミミズを採る理由は、
- ミミズが沢山必要ない
- 餌代がもったいない
が、主な理由です。
したがって、ミミズを採るための道具にお金をかけては意味がありません。
そこで、着目すべきは100円ショップの園芸用品コーナー!
小さなシャベルと熊手を見つけました!
ウェストポーチに入る大きさです。携帯できなきゃ意味がありません。釣りに行く途中に使うのですから。
結果すごく役に立ちました。(シャベルしか使いませんでしたが)
川の流れの近くにミミズはいなかった
子供の頃、田舎でミミズを採った時には、隣のお家が不法に流していた生活排水が染み込んだ空き地の泥の中にドバミミズが沢山いた思い出がありました。
なので、今回も河原の濡れた水際の土を掘ってみました。
しかし、ミミズはいませんでした。
シャベルで掘ってみると泥のように見えた部分は砂でした。
貧栄養の砂です。
雨が降るたびに水没するような砂地は、呼吸器のないミミズには生活の地にならないのかもしれません。(しかし、私が子供の頃はくっさいドブにいたんだけどなぁ)
河川敷グランウドにミミズの糞を発見!
ミミズは、夏の雨上がりに道路に這い出てきます。
土がないような道路にも現れます。
いったいどこから来たんだ!といった感じで。
芝生からも出て来ますよね。
多摩川のグラウンドは芝というより雑草ですが、たぶんこちらのほうがミミズがいる確率がたかいはずです。
モグラの穴も見かけますし。モグラはミミズを食べていますから。
草の間の土を観察してみると、ありました!
ミミズの糞です。
ミミズは確かにいます!
100円ショップのシャベルが活躍します。
お!見えた!ピンク色の細長いものが!!
小判サイズの真鮒を釣るのにいいサイズのちいさなミミズです。
10分ちょっとの時間で5本の小さなミミズが採れました。
小一時間の釣りにはミミズは5本あれば十分です。
岸際の真鮒を狙ってミミズを振り込む
小ぶりのミミズをチョン掛けして岸際に振り込みます。
正直言って、小判サイズの真鮒がいそうもないポイントです。
ストラクチャーの影にフナがへばりついているかもしれない。
なんて考えながら岸ギリギリに仕掛けを振り込んでみます。
すると、シモリウキ仕掛けをミャク釣りのように流していた時になにか魚がかかりました。
引きの感じは真鮒!!
しかし、途中でバレてしまいました。
ルアー釣りの時の癖で、魚の引きを楽しんじゃう癖がついてしまってる自分。すかさず魚を上げるべきでした。
そのあと何度か根掛かりでハリス切れ。ストラクチャーの網に針が引っかかってしまいます。
最後のミミズに、驚きと感動の珍客の外道が!!
もう、17時を回ろうとしています。
11月の午後5時はもう暗い。
5本目のミミズ。これが最後の1匹です。
自分でミミズを採ってみて5、6本あれば1時間釣りができることを確認。
根掛かりしなければこれでも多すぎるほどだ。
なんて考えていたら、揺らしていたシモリウキ仕掛けにアタリが!!
おお!これこそ小判サイズの真鮒だ!
んん?違う!
おお〜!!
なんと真ハゼです!!
それも悪くないサイズ。
これ真ハゼですよね。
二子玉川周辺は完全な真水地域です。
これも丸子の調布取水堰が解放された好影響なのでしょうね。
天ぷらにしてもいけるサイズです!(リリースしました。)
過去には、この辺や、東名道路下あたりで、チチブを釣ったことはあったのですが、このサイズの真ハゼが二子玉川あたりまで遡上しているとは、驚きとともに喜ばしいことです。
いったい、真ハゼは何月までこんな上流にいるんでしょう。
この辺で年を越すのでしょうか?
もし、このサイズが数釣りできるなら、楽しいですよね。
ハゼクラ(ハゼのクランクベイトでのルアー釣り)が二子玉川あたりでできる可能性が!!これは相当確率の低い釣りになりそうですが…。
今度は、朝まずめから夕まずめまでがっつり釣ってみましょうか!
そうするとやっぱりミミズは買うしかないか…。
関連記事