鮎ルアーと鮎毛バリで釣れないまま終了した2018年の多摩川(二子周辺)の総括です。
2018年、鮎の遡上数が、近年稀に見るほど多いというニュースが春に流れました。
あ〜それなのに、なぜ…。
今シーズン、1匹の鮎も釣る事が出来ませんでした。
今シーズンは、まともに釣りに行けませんでしたが、数少ない釣行と、試行錯誤を記録として残しておきたいと思います。
鮎を釣る事が出来なかった理由
家から歩いて7、8分の多摩川で鮎を狙っています。
それも、オトリの代わりにルアーで、それと毛バリ釣りです。
釣れない原因はそれだよ!と一刀両断されてしまいそうですが、あえてそこいらへんを分析してみます。
鮎釣りが盛んではない流域でやっている
私が釣行しているのは多摩川の二子玉川付近。
友釣りをやっている釣り人は見た事がありません。
去年、偶然釣れた鮎も全く黄色いマークがなく、縄張り鮎がいるのか疑問の流域です。
それを承知の上でやっているのですが…。
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釣行回数が少な過ぎた
2018年は5回程度しか釣行出来ませんでした。
今年の夏は暑すぎました。
完全な夏バテで釣行意欲がダウンしてしまいました。
あなたは大丈夫でしたか?
釣行した5回のうち、毛バリによるチンチン釣りが2回、残り3回はバルサで自作したオトリルアーでチャレンジした。
釣行できる日が、台風2日後の濁流や増水でまともな友釣りが出来ませんでした。
フライでの釣果までたどり着けず
今シーズンの最大の目標は、
フライフィッシングスタイルで鮎を掛ける
ことだったのですが、
西洋毛バリで釣る前に、より実績の高い日本の鮎毛バリで鮎を釣って、毛針で釣れる感覚をつかもうと思いました。
それで、最初に選んだのは、チンチン釣り。
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で、結果は?
釣れないじゃないか!
いや、クチボソっぽい魚やオイカワは釣れました。
しかし、鮎は釣れませんでした。
自分で巻いたフライで鮎を釣るなんてまだ夢の夢です。
(良い場所に行けば釣れるのかもしれませんが…。)
せっかちで強欲な鮎釣り仕掛けを組んでみたが…
今シーズンは、フライフィッシングで鮎を釣るという目的と同時に、もうひとつ、
自作のバルサ製オトリルアーで友釣りで鮎を釣る
という野望を企だてました。
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しかし、なかなか釣りにも行けず、毛針ででも釣りたいし…。
そこで考えたのがこの仕掛け↓
邪道でしょうか?
鮎ルアーのハリス留めに掛け針ともう一本、長めにラインを付けて、先にオレンジパートリッジのウェットフライを付けてみました。
最初は、チンチン釣り仕掛けを短く切ってルアーの後ろに鮎毛バリを3つ付けたら楽しいんじゃないかと思ったのですが、
チンチン釣り仕掛けが勿体無いのでやめました。
で、上のリグを実戦に投入してみました。
あっという間に根掛かりしてフライがなくなってました。(泣)
やっぱり、ダメかな、強欲リグ。
しかし、このリグ、なんとも捨てがたいアイディアです。
来年またやろっ。
自作ルアーのウェイト調整に失敗
毛針で鮎を釣る以外の野望が、自作のバルサ製鮎ルアーだったのですが、
バルサの強力な浮力を甘く見すぎていました。
製作時、ルアーの中に4Bカミツブシ2個入れて、後は常吉リグ(胴付き仕掛け)のオモリで調整するつもりが、
常吉に6個くらいスプリットショットを付けても全然ルアーが沈んでくれない。
その後、ルアーに穴を開けて、オモリを入れたりしましたが、ちょっと大きめにルアーを作ったので、浮力があり過ぎ、
最終的にやったのがこれ↓
ゴルフクラブのバランス調整用の板鉛
「バランスアップ」
すぐ貼り付ける事ができます。
これは、他のルアーフィッシングでも現場でルアーをウェイトアップするのに使えます。
(ちなみに、公式なゴルフの試合でのプレー中にクラブにこれを貼ってウェイト調整するとルール違反で失格です。)
この「バランスアップ」で重さの調整をして、やっとルアーの背中の部分だけが水面に出るようなフローティング状態にする事ができました。
バルサの浮力、恐るべし!
その代償として、ルアーの総重量がかなり重くなり、軽くキャストするだけでも、ライトアクションのシーバスロッドがグニョーンと大きくしなるのでした。
追記)2019年10月、この自作ルアーの友釣りで、鮎を釣ることができました。
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そんなこんなでルアーの調整に苦労しているうちに10月8日が今年最後の釣行になってしまいました。
台風の後の増水から水色は戻ったものの、去年見た沢山の群れ鮎は確認出来ませんでした。
稀に見る遡上数だったはずなのに…。
2018年ダメダメ鮎釣り、完敗でした。
せっかくの全魚種年券買ったのだから、年末まではマブナでも狙って見たいと思います。
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