本格的な釣りシーズンに向けて、ウェーダーの修理をする時がきました。
よくよく考えてみると、購入してから10年以上経っています。
ウェーダーにとって、10年とはどんな年月なのでしょう。
購入してから10年といっても、年間で10回以上も使ったのは、10年のうちの3年もありません。
10年間のうちの5、6年は、経済状態が悪く、釣りどころではなかったので、下駄箱の上の荷物となっていました。
しかし、2017年には、鮎のオトリルアーによる友釣りを始めたため、ウェーダーを年間10回以上出動させることとなりました。
その結果、2017年鮎釣りシーズンの終盤には、ウェーダーの水漏れが両足まで広がり、釣り終了する頃には足の底に水が溜まっていました。
冬の間に修理しようと予定していましたが、もう3月がきてしまいました。
はたして、ウェーダーの水漏れを完璧に修理できるのか?
ウェーダー修理、過去の経験
あなたは、ウェーダーがいつも水漏れしないままの完璧な状態で釣りをしていますか?
みんな、いつも水漏れなしで釣りをしているのだろうか?
水漏れなしが普通のことなのだろうか?
そんな疑問が湧くのは、私が、ほぼ10年間、片方の足が水漏れした状態で釣りをしていたからです。
ウェーダーを買って最初の釣行で、渓流の岩からちょっとズリ落ちただけで、水が入ってくるようになりました。
一度自分で補修しましたが、釣行を重ねるうちに、ブーツとゴアテックス生地の接合部分あたりから水が侵入してくるように。
釣りを終えてウェーダーを脱ぐと、中のズボンのふくらはぎの少し下がじんわりと濡れていました。
ズボンの片足が濡れたままで中央本線に乗って家路につく。
暑い時季は全く気になりませんでしたが、まわりの乗客は迷惑だったかもしれません。
そして現在では、釣りの最中にブーツの中で水がちゃぷんちゃぷん。
いくらズボラな私でも、放って置けない水漏れになっています。
ウェーダーの内側を見てみると
水には殆ど浸からないであろう、股のあたりのシーリングテープが剥がれています。
これは、粘着性が劣化して剥がれてしまったと思われますが、アイロンで熱をかけて圧着したらまた、くっつくのかは分かりません。
といっても10年以上も前のウェーダーですから、シーリングテープ部分もダメになっているでしょう。
でもテープ自体はボロボロというわけではないので、この剥がれたシーリングテープに防水用の接着剤を塗って貼り直してみようと思っています。
ブーツフットタイプは裏返せない
ウェーダーの水漏れは、中に水を入れて、水が漏れ出てくる場所を突き止める作業がありますよね。
私はブーツフットタイプ愛用者です。
このブーツフットウェーダー、ご存知のように、水漏れの穴探しで水を入れる時に、ストッキングタイプのウェーダーのように裏返しにすることができません。
従って、いきなりウェーダーの中に水を入れなければなりません。
やりました、今回も。
ウェーダーを風呂場に持って行ってシャワーヘッドをウェーダーに突っ込んでジュボーっと水を入れました。
ウェーダーの片足部分に水を入れていくと、物凄い内側からの圧力でブーツ部分と生地部分がパンパンで、はち切れそうです。
バケツ一杯以上の水の重みが片足に加わっていますから逆に、ブーツと生地の継ぎ目がちぎれてしまうんじゃないかと思うほどです。
(風呂場が汚くて画像をお見せできません。)
どこから水が漏れているのかと思ったら、ホールではなく、
生地の縫い目部分からジワリジワリと水が出て来ました。
そうだよ。股の部分が自然にシーリングテープが剥がれているのだから、ブーツ付近の縫い目が耐えられるとは思えません。
かっこ悪いけど、白い色鉛筆で、ウェーダーの表面から、水が漏れてくる部分のエリアを線で囲みました。
さあ、水漏れヶ所を埋めましょう!といきたいところですが、ここがブーツフットタイプの辛いところ。
ブーツの中を乾かさないと作業ができません。
ブーツの中の底じきを乾かさないとカビたり臭ったりしてしまいますので、ベランダで干します。
釣具店のように逆さまに吊り下げられたらいいんでしょうけど、場所がありません。
ゴアテックス部分はあっという間に乾く
ベランダに出しておくと、ゴアテックスの生地はあっという間に乾きました。
しかし、長靴部分の中は数日乾かさないと、接着剤を使った作業に入るのは早すぎると思いますので我慢です。
セメダインスーパーX(エックス)を使おうとしたが…
水漏れ補修にはセメダインスーパーXを使おうと最初は考えていたのですが、ウェーダーの縫い目部分のシーリングテープが、あまりにも劣化して簡単に剥がれて着たので、セメダインスーパーXを塗りたくる面積を想像してなんだかウンザリしてしまいました。
それで、日曜大工屋さんで見つけたこんな物を使って見ました。 ↓
どうでしょう?
一応、やってはみましたが、不安要素がいっぱいです。
とりあえず、こんどこれで一度、釣行してみましょう。
これでダメなら、買い替えの時期と諦めます。
追記)銀色のテープはダメでした
↑の「水に強い強力粘着テープ」で補修したウェーダーを持って、台風通過2日後の多摩川に行ってきましたが、ダメでした。この銀のテープ。
銀テープでは、水漏れを防ぎきれませんでした。特に左足↓
銀色テープの粘着面が濡れるとブーツ部分の内張りしてある布の部分への粘着力は弱々で、簡単に剥がれてしまって、一度粘着面が濡れるとくっつきませんでした。
テープオンテープでは、強力(テープで巻きつけるような物)かもしれませんが、ウェーダーのように変形する別の素材では粘着力が弱すぎました。
もう、諦めどきかも…。
でも、2時間ほどのウェーディングでこの程度の水漏れなら、成功と言えるのかもしれない。
電車釣行時のウェーダー選びとは
あなたは電車で釣りに行くことはありますか?
私は、原付を廃車にして以来、釣りは、近所の多摩川以外はすべて電車釣行です。
私のチョイスは最悪の組み合わせ?
私はウェーダーは、ブーツフットタイプでおまけにウェストハイです。
これで渓流に行っていました。
時にはこのブーツフットウェーダーでゴルジュ帯の渓流を釣りあがったりしていました。バカですよね。(私のこと)
そんな人いるんでしょうか?
帰る時は足がクタクタでした。
なぜ、ブーツフットタイプを使っているかというと、やはり「荷物をいかに少なくできるか」に行き着くのです。
車がない釣り師は、移動する時に長時間、道路を歩かなけれなならない場合があります。
そんな時、さっと脱げて、ウェーダーバッグに入れて、スニーカーに履き替えて歩いて移動できる。
ブーツフットタイプのほうがいいような気がしてずっとそうしてきました。
ストッキングタイプ派はそのまま舗装道路を1キロも2キロと歩くのでしょうか?
荷物の量的には、もしかしてストッキングタイプとウェーディングシューズの組み合わせのほうが小さくできるような気もしてきました。
まあ、経済的余裕があれば、ストッキングタイプのウェーダーとウェーディングシューズも揃えて、試してみたいところですが…。
経済的余裕がなさすぎて…。