2017年は鮎を含めた多摩川の年券を購入して、釣りを始めてから、初めて鮎を釣ってみようとチャレンジしました。
鮎釣りの道具を揃えるような経済的余裕がないので、メインでやっているルアーフィッシングでのタックルを使ってのオトリルアーでの友釣りです。
シーズン中、週1回の休日をほとんど使い合計2尾
2017年は鮎釣りが解禁になってから、週一回の休日(水曜か木曜)をほとんど鮎のルアー友釣りに使いました。(一回だけフライで挑戦し玉砕)
場所は二子玉川の二子橋周辺。
とはいえ、今年は例年にないほど雨の日が多く、休日に雨の日が重なったり、川が濁っていたりして、釣りができない日が結構ありました。
釣り当日にも、歳には勝てず、いつも午後からの釣りになってしまい、総時間数は体感的にはそれほどでもありませんでした。
そして、17回の多摩川釣行で、釣れた鮎は2尾。
いろいろと試行錯誤した結果です。
経験者の方からコメントでアドバイスをいただき、すごく参考になりました。閃きの種になりました。ありがとうございました。
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シーバスタックルでの友釣りのメリット、デメリット
バスタックルやシーバスタックルでの鮎釣りは、川によっては禁止かもしれませんが、多摩川(川崎漁協)のHPを見る限り、さくり釣りでなければ禁止ではないので、ほとんどをシーバスタックルにオトリルアーというスタイルで釣りをしました。
ルアーロッドで友釣りをして感じたメリット
正直、ルアーロッドでルアーでの友釣りをやってみて、メリットはほとんどありませんでした。
とはいってもメリットがないわけではありません。
イカリばりが折れることによってルアーが根掛かりロストから免れる
シーバスタックルの流用、しかも私はメインラインも12lbのを使っているので、オトリルアーが根がかってしまった時は、最後はぎゅーっと引っ張るとイカリ針が折れてくれて、ルアーが帰ってきてくれることが多いです。
針が折れなかったとしても、ハリスが1号なので、ハリス部分で切れてくれることもあるでしょう。(実際はありませんでした。)
しかし、何回か、ルアー自体が障害物に挟まれて、数個ロストしてしまいました。
でも、やわらかい穂先の渓流竿でルアーを根掛かりさせたら、竿が今度は危険になります。
以上のことを考えると、あまり深い釣り場より、ウェーディングして根掛かったルアーの近くまで行ける水深の釣り場のほうがいい気がしました。
ルアーロッドでのデメリット
7.6フィートの港湾タイプのシーバスロッドを使ったのですが、本流筋で釣るとなるとやはり短かい。
ルアーの場合、本物のオトリ鮎のように自分で泳ぐわけではないので、川上に立って下流に向かってほぼ真っすぐ泳がせなければならないので、魚にプレッシャーをかけないためにラインをわりと出す必要があると感じました。
このハンディがあって、川のセンター(流心)が狙えません。
しかし、1尾釣れてから感じたことは、
川の端っこでも鮎がいっぱいいるってことです。
渓流竿でのルアー友釣りの可能性は?
鮎竿もなく、シーズン途中でウェーダーが両足水漏れでダメになり、ウェーディングしてのシーバスタックルでの友釣りが厳しくなって、一度試してダメだった渓流竿を使っての陸っぱりの友釣りをラスト2回の釣行で使ったのですが、運良く1尾の鮎を釣ることができました。
柔らかい穂先で、ルアーが艶かしく動く
渓流竿で釣った鮎は、自分の足元の岸際から1mほどの岸際の流れで、大きめの岩の横にルアーがステイして泳ぐように置き竿にして、陸地の護岸の岩の後ろに自分が隠れて頭だけ出して、ルアーを観察しながら釣れた1尾だったのですが、
渓流竿の穂先が柔らかいので、水中の流れが岩で少し変わっただけで、置きザオなのに、穂先がびよ〜んびよ〜んと曲がって、ルアーが生きているように上下左右に動いて泳ぐのです。
それが、艶かしくて、なかなか良いのです。群鮎がルアーの近くに戻ってきてすぐ横でコンクリートスロープについた苔を食んでいるとさすがに、いつか引っ掛かってくれるだろうと期待が膨らむのでした。(結局1尾だけでしたが)
最後の2回の釣行で渓流ザオでチャレンジして感じたことは
岸際にも鮎はたくさんいるのだから、陸っぱり+渓流ザオ+鮎ルアーでも、本格的鮎師のようには釣れなくても、少しは釣れる、そしてフロンティア心をくすぐられて楽しい。
ということです。
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偶然針に掛かったのか、縄張り鮎か判断できず。
今シーズン釣れた、わずか2尾の鮎ですが、1尾目は15cmに満たないサイズ。
このサイズで縄張りはたぶん持たないですよね。
2尾目は20cmほどありましたが、一緒に泳いでいた群鮎が掛かったのか、別の縄張り鮎だったのか確認できませんでした。
20cmなら縄張り鮎だと思いたいですよね。
最後の釣行日の10月12日の出来事
陸っぱりで釣りのできるポイントでルアー友釣りを初めて10分ほどすると、70代中盤くらいのおじいさんが近づいてきました。
漁協の組合員さんでした。
年券を掲示しましたが、仕掛けを見せてくださいというので、泳がせていた「速攻アユルアー」をびよ〜んと川の中から引っ張り上げて、おじいさんに見せてあげました。
組合員のおじいさんは笑顔で、
「ここのは追わないでしょ。」「縄張り持つのはいないでしょ」とおっしゃられました。
仮に、おじいさんが地元出身で75歳だとすれば少なくとも四半世紀以上は鮎釣りを多摩川でやっているかもしれない。
そんな人の言葉はずしりとくる。
いや待てよ、多摩川の鮎が復活したのはそんなに昔じゃないはずだ。昭和50年代60年代は多摩川は泡ぶくだらけで鮎は一時期死滅していたはずだ。
漁協のおじさんが、ここの鮎は追わないと言っても、私は来年もやります。鮎ルアー。
何かが見えてきたところでシーズン終わりです。
分かったことは、
- 川の端っこの小さな流れでも鮎は釣れる。
- 陸っぱりでもやってやれないことはない。
ってことでした。
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